「もう楽器は買いません!」何度誓ったことか(嘘)。またやってしまいました、、、。でも、本当にこれで最後かも(ホンマか!)。
ご覧のとおり「フルアコ」「アーチトップ」と呼ばれる、ジャズギタリストがよく使うタイプのギターです。まだロクにジャズ弾けない僕にはあまりにもったいない楽器、とだけ申しておきましょう。
左利きのギター弾きって因果なもんで、なかなか自分好みの楽器に出会えない。ゆえに一本一本の楽器との出会いが衝撃であったりします。そんなわけで、今回の成り行きも記録しておきましょう。
めずらしく連泊で東京に行く用があり、一日だけ夜があいてたんで、20年ぶりにFacebookでつながりを取り戻した大学の軽音の先輩、同期の皆さんとお会いすることに。その一人が、初心者で軽音に入った僕に一からギターを教えていただいた恩人。会えば当然ギターの話になるわけで、「銀座の山野楽器、行ったことあるか?アーチトップギターがずらっと並んでて壮観やぞ」と。
そんな話も、数ある思い出話やみんなの近況など、楽しい会話の一端でしかなかったんですが、、、。帰阪当日、先輩のおすすめだし、話の種に、ってノリで行ったわけです。左用なんてあるわけないしね。
ところが噂のアーチトップギターのショーケースに、一本だけ、左用、、、!
弾いてみたい!
だいたいね、左利きって試奏すらする機会ほとんどないんです。もう楽器は買えないよな、と思いつつも、こんな機会二度とないと、厚かましく弾かせてもらったら、ズバリ、しっくり来てしまったんです。
ここまでの流れ、6年前 Eastman のギターを買った時と非常に被る。「東京に行く用事」→「ある人に"お店"を薦められた」→『行ってみたら左用があった」→「弾いてみたらハマった」。デジャヴな感じ。
ここで6年前はバンドの相方にメールしたんですが、今はもう普通にFacebookに写真なんぞアップするわけです。気持ちは「いいギターだけど、高いし無理かな。でも、いいものはいいよね。試奏だけでもいい経験。」って感じ。
ところが大阪に帰り着く頃、皆さんから強力なプッシュのコメント。「最高だよ!買っちゃいな!」「出会いを大切に♪ 」「棒茄子、もうすぐ」「今すぐ家族会議!」などなど、もう「背中を押す」っていうか「ケツを蹴り上げる」ぐらいの勢い(笑)。予想はしてたけど、ここまでとは(汗)。
そんな中、一人冷静なコメントをくれる、これまた大学軽音の同期が。彼はアーチトップギターを何本か所有していたこともありさすがに適確な指摘。更に東京在住の彼は同じギターの右用が置いてある店に出向き、近い価格帯の他のギターと弾き比べた印象をコメントしてくれた。
これはありがたかった。もう一度弾いてみたいけど東京まで行けないし、左利きの僕では他のギターと弾き比べなんて不可能。一言にアーチトップギターっていってもボディのサイズ、木材の種類などなど、いろんな要素の組合わせで全然違う楽器になるし。その後もYouTubeを見ながら「あ、これイメージ近いね」とか会話しつつ。
このやりとりで短時間の試奏でつかみきれなかったことがクリアになり、やっぱり自分の求めてるものに近いという実感はもてたし、その間、家人にも概ね了解を得ていたのだけど、「自分がこのギターを持つに値する?」ってところでまだ悩む。
そして、最初の投稿をしてから約3週間後のサプライズ、何と彼がギターを買ってしまった!僕のために行ってくれた試奏で興が乗ってしまったのか?まさかの展開。ここでまた僕に対する「買え!」コールが再燃(笑)
僕の方は何度かお店に電話し、大阪人根性を振り絞って(笑)価格交渉し、当初の提示から下げてもらったこともあり、決心して発注しました。
今、そのギターが手元にあります。すごくいいです。メインで使ってるセミアコ ES-335 と フルアコ Eastman のいいところを足して、二で割らない感じ。まさに The Double Bogey のライブにはうってつけ。あとはこれを弾きこなす「腕」です。必死でがんばります(汗)。
何はともあれ、このソーシャルな ギター購入に参加してくれた皆さん、ありがとう!
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