「ファンキー末吉さんです。」
高槻ジャズストリートに出演するため、楽器とアンプを担いで会場の El Café(エルカフェ)さんに到着した、僕ら The Double Bogey 。
セッティングを始めたところで紹介されたのが、何とあのファンキー末吉さん。
「え?、、、、、、、。」
ここは50カ所を超える高槻ジャズストリートの会場の一つ。いい場所ですが、大きくはないし、会場になったのが今回初めてで、まだあまり知られてないはず。そこになぜ、、、???
僕ら、今回のジャズストは抽選で3回落ち、出演絶望だったんです。ところが例年ない第4サイクルの案内があり、藁にもすがる思いで応募したラストチャンスで決まったのがこの El Café さん。マスターのお話しでは、会場提供の申し出が3回の抽選に間に合わず、実行委員会さんが追加募集をかけてくださったそうです。おかげで僕らは出演できる、それだけでも奇跡的にありがたいお話。
その El Café さんに、ファンキー末吉さんが、目の前にいらっしゃる。(その経緯はこういうこと(ご本人のブログ)だったんだそうです。)その時点で頭の中真っ白で、どんな会話したか覚えてないですが、僕らのパートを聞かれ、「ベースとギターヴォーカルです」「ドラムなしか?」で、スタッフの方?が「じゃぁ、ファンキーさんに入ってもらえば?」みたいなやり取りだったと思います。
「え?、、、、、、、。」
セッティングしながらいろんな思いが、、、。本気なのか冗談なのか、、、。本気だとして、一緒に演奏したら「こんなヘタクソとはやってられん!」とか、僕らの演奏ってかなり適当にアレンジしまくってるんで「何じゃこのアレンジは!?」って、激怒されるんじゃないかとかとかとか、、、。
そして、何食わぬ顔で(?)ドラムのセッティングをするファンキーさん。「ホンマにええんですか?」って何度か聞いてしまいました。「ええよ」と涼しい顔。相方 bogey#2 に「どうしよう?」という顔を向けるも、黙々とセッティングしてる(笑)。
ええい!もうとにかく始めてみないとわからん!と腹をくくり、弾き始める1局目、Saturday In The Park のイントロ。
「え?!!!!!!!」
何も打合せしてないのに、頭の一瞬で完全に雰囲気をつかんで合わせてくださる。すごい!!その後、緩急明暗織り交ぜ、いろんなアレンジの曲をやりました。中には2人で何日もあーでもない、こーでもない、とこねくり回したようなややこしいアレンジの曲もあるんですけど、そんなの全く関係ない。その場で僕らの演奏を聴き取ってバッチリ合わせて合わせてくださる。まるで事前にスタジオでアレンジにつきあっていただいていたかのようなハマりよう。筆舌に尽くし難いですが、とにかくすごいグルーヴで、チョー気持ちいい!(笑)
もうジェットコースターみたいなもんで、アンコールを含めて全8曲、あっという間に終わってしまいました。
そんなわけで、奇跡的に実現した夢の共演。下手でも音楽続けててよかった!高槻ジャズスト、諦めないで応募してよかった!それ以上に生きていてよかった!!
ご本人のご了承もいただけましたんで、動画を披露させていただきます。僕らのいい加減な演奏(苦笑)をビシッと引き締めてくださるこのマジックを是非お楽しみください。
ファンキー末吉さん、ファンキーさんをお連れいただいた米倉さん、エルカフェのマスター、高槻ジャズストリート実行委員会の皆様、当日会場でご一緒いただきました皆様、本当にありがとうございました!
▼1局目、Saturday In The Park
▼ラスト、A Place In The Sun
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