オーディオに興味をもちはじめたのは小学校の高学年ぐらいか。家にあったモノラルのラジカセを使い倒し、友人宅でいろいろ聞かせてもらい、やっと自宅にちゃんとしたオーディオを買ってもらったのが高校の入学祝い。
当時の友人や「FMなんちゃら」って雑誌の影響もあって、単品コンポでシステムを組みたい。しかし予算はキビシい。日本橋に何度か通ううち、一世代前のいわゆる「型落ち」を狙えば安く買えると知り、アンプ、スピーカー、レコードプレーヤー、チューナー、カセットデッキを選りすぐりのお買い得品で(笑)何とか手に入れたのでした。
「型落ちお買い得」に味をしめた僕はその後もちょっとづついろんなものを買い足す一方、雑誌でいろいろ知識を仕入れ、自分で稼ぐようになったらいいオーディオを買うぞ、と思ってました。ギターを弾くようになって優先順位が楽器に移り、意外にもオーディオにそれ以上深入りすることはありませんでしたが、音に対するこだわり、掘り出し物を見つける楽しみを知ってしまったので、その後も数年に一回のスローペースでちまちまと買い足しつつ現在に至ります。
さて、今回の掘り出し物はセンタースピーカー。ずいぶん前に5.1チャンネルアンプを買い、その後サブウーファ、リアスピーカーと買い足し、そのうちセンターも、、、と思いつつ、結局買わないままでいました。別の用で行った某量販店の一角のオーディオコーナー、懐かしさ半分で眺めてたら、目についた見た目と不釣り合いに安い値札のついたこのスピーカー、9800円也。iPhoneで検索したら定価5万円してた機種らしい。店員さん曰くそこは関西最大の店で各地で売れ残った在庫品、展示品が集まってくるそうな。あちこち傷があるが、音はしっかりしてる。ってなわけで衝動買い。
今、エージングがてら普通の音楽CDを5.1チャンネルで鳴らしてますが、高音がシャキッと出るスピーカーで、ジャズのシンバルレガートやウッドベースのアタックをとても繊細に鳴らしてくれます。っていうか、メインのスピーカーがペアで定価3万円ぐらいの安物(当時評判よかったのだが)、しかももう20年選手なんでユニットがヘタッてるんでしょう、良くも悪くも「ゆる〜い音」なんで、それとは対照的。トータルバランスもへったくれもあったもんじゃない、真面目なオーディオマニアに「アホか!?」と言われそうな邪道ぶりです。まーいいんです、本人が楽しんでるんだから(笑)。
週末は時間つくって映画を見よう。
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