恒例の高槻ジャズストリート、出演の抽選がなかなか厳しく、ここ数年は出れたり出れなかったりでしたが、ありがたいことに去年に続き出演させていただきました。
お世話になってる音楽仲間や、通りすがりのステージの演奏を聴きつつ、出番を待ちました。街中あちこちから音が聴こえて、パッフレット片手に行き来する人たち、あの感じがいつもながらいいですね。
The Double Bogey の会場は2012年にもお世話になった「こなもん Bar IMPACT」さん。かなり残響が多い空間ですが、それがドラムレスの僕らにはぴったりで、音がふわっと広がってナチュラルエコーが気持ちよかったです。
演奏そのものは反省点が多かったですが、客席の皆様に盛り上げていただき、本当に楽しく演奏させていただきました。ご来場いただいた皆様、こなもん Bar IMPACTの皆様、ジャズストリートスタッフの皆様、ありがとうございました!
セットリストはこちら以下、自分のための反省
- 今回、スタジオ練習は4回。そのなかで新レパートリー2曲をなんとか実演奏までもっていけたのは良しとすべきか。
- 2曲のうち、1曲はジャズスタンダードのアレンジ。もう1曲はインストゥルメンタル。どちらも以前からやりたいと思いつつできていなかったことで、挑戦できてよかった。
- スタンダードは今まで何曲かやったけど、アレンジがありきたりだと、弦楽器2本だけという地味さゆえ、単にショボいだけの退屈な演奏になる。今回、最初から思いっきり引き算して発想することで、僕らなりのアレンジの糸口がつかめたと思う。もっと掘り下げたい。
- 新レパートリー2曲はギターソロの流れが定まらないまま本番を迎えてしまった。僕はまだソロは事前に組み立てておかないと、アドリブではまともに弾けない。
- ソロはスタジオで相方とアレンジをつくりながら、アドリブで弾いた断片を録音から拾い集めてつなげていく。ここ数年そんな感じでやってるけど、通信レッスンのおかげもあり、頭のなかでは確実にいいフレーズが鳴るようになってきている。あとは、頭のなかのフレーズを即座に弾ける力を鍛えるしかない。もう一息。
- 新曲もさることながら、今回、やり慣れてるはずの既存曲までソロで頭が真っ白になりロストしてしまう失態が多発。演奏技術の足りなさと精神力の弱さ。なんとか克服したい。
- 今回、ギターの音色はかなり自分の思い描く理想に近い音が出せた。アンプが持ち込みだったこともあるけど、去年、あるきっかけで意識し始めた「脱力して弾く」ことが影響しているのは間違いない。
- ヴォーカルのピッチの不安定さは改善していると思う。アップテンポの曲やギターが忙しい曲ではまだ乱れるけど、最近は相方がベースでコードを弾いてくれる曲が増えたこともあり、そういう部分ではいい状態て歌えるようになってきた。
- 全体を通して、ライブと次のライブの間、どうしても数ヶ月空いてしまうなかで、一度時間をかけて積み上げたアレンジや、弾けるようになったフレーズ、リズム、そういうのが白紙に戻ってしまうのはいかにも勿体無い。忘れたものを取り戻すのに、結局一からつくるのと変わらないぐらい時間がかかってしまう。すでに得たものを維持する(いつも同じ演奏をする、という意味ではなく、音感、リズム感とか演奏力、土台になる能力をキープする)ことにもっと時間的投資をしたほうがよいのではないか?
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