いろいろお世話になったマサノヴァカフェが今日で閉店。このお店だけはずっとそこにあっていつでもふらっと立ち寄れるものと思ってたので、開店して何年なんて気にしたことありませんでした。7年ちょっとだそうです。
最初に寄った日、僕はテーブル席でコーヒー飲みながら何か考え事をしてました。マスターがカウンターから出てきて「開店記念で、エスプレッソ、サービスしてます」と小さなカップを出してくれました。ちゃんとしたエスプレッソを味わったのはこれが初めて。何故かこの時のことは昨日のように鮮明に覚えてます。
その後、ビールを置いたり、深夜まで営業するようになったり、内装もいろいろ試行錯誤したり、真新しかったお店がだんだん「濃い(?)」感じになっていくのを見てきましが、なによりすばらしかったのはカウンター席に座って知らない客どうしがなんとなく話をして顔見知りになって行く感じ(僕はそういうのあまり得意じゃないですけど)。今、チェーン系のカフェが増えて、おいしいコーヒーはどこでも飲めるようになったけど、こういう地域のつながりはチェーン店では起こりえないですから。
初めて受けたヴォーカルレッスン、
毎年出演させていただいてる香里音楽フェスティバル、
今や大事な家族となったウチのネコ殿、
みんなこの店でのご縁がきっかけでした。
閉店といっても、お店は新しい人に引き継がれ、内装などもほぼそのままで年明けに改めてオープン(店名は変わりますが)ということなので、とりあえずよかった。マスターは今まで「二足のわらじ」で頑張ってきたマサノヴァ・アートの方が忙しくなり、そちらに専念するためにカフェをやめる決心をされたとのことで、今後、そちらでのご活躍をお祈りします。
おつかれさまでした。ありがとう!
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