突然ですが、新しいギターがやってきました(といっても中古ですが。)
思えば Sting の Nothing Like The Sun からのシングル 'Fragile' あたりからガットギターが気になり始め、ボサノバにはまってからは更に欲しくてしょうがなかったのですが、例によって「左利きの壁」で、なかなか入手する事ができませんでした。
そんなガットギターに運良く巡り会う事ができ、今、手元にあります。
小平(Kodaira)というメーカーのAST-60というモデルです。クラッシックのギター教室や学校のギターサークルで初心者に一本目のギターとして薦める定番だそうです。
初心者向けと言っても「信州諏訪湖のほとりにある工房で十分に乾燥された良質な材料を、熟練の職人の手で一本ずつ丁寧に製作される」とうだけあって、とてもしっかりした作りです。(といってもガットギターを所有する事がはじめてなので比較のしようがありませんが。)
今回の「出会い」はなんとネットオークションです。
僕はわりと昔気質の人間で、買い物をするときは現物を見ないと気が済まない、かろうじて本とCDくらいはネットで買う事も多くなりましたが、こと楽器に関してはちゃんと試奏をして「自分にしっくりくるかどうか?」を確認してからでないと買わない主義で、まさかオークションに手を出すとは思ってもみませんでした。
しかし、ただでさえ「出会い」の少ない左利きギタリストにとってオークションは貴重な情報源の一つで、ついつい検索するのが習慣になっていくうちに、「これは」と思うものに出くわしてしまう事があるのですね。それでもいろいろリスクを考えて泣く泣くやりすごしてしまうのが常なのですが、今回は、状態がかなり良いであろう事が推測できた事、メーカー・モデルの一般の評判も良さそうだった事、以前友人がKodairaのギターでボサノバを弾くのを耳にしてとても良い音だったのを覚えていた事、比較的小額であったこと、などなど、好条件が重なり、決心となりました。
届いた楽器は予想通りかなりきれいで、ネック裏に少し気になる打痕1カ所があることをのぞけば、新品同様。ネックもわずかに順反りのちょうどいい状態、結果オーライですが、良い買い物だったと思います。
まだ数時間弾いただけですが、2006年製の若い楽器にも関わらず、新品特有の固い感じと言うか、ギクシャクしたところがなく、数年弾き込まれた楽器のように、ボディ、ネックの鳴りがしっくりなじんでいる感じがします。ボサノバの親指で弾く低音弦の音がとてもふくよかでいい感じです。
課題としては
1)ピックアップがついていない
ライブで使うには必要か?どんなのがいいのか?
詳しい方是非アドバイスください。
2)弦高が少し高すぎる
これは想定内ですが、新品のアコギは高めにセットされていることが多い。
クラッシックギターは12フレット付近で4mmが標準らしいですが、
6mmくらいあるので少し下げたい。
同じギターと言ってもナイロン弦や幅広のネックは、エレクトリックやフォークギターとは全く違った感覚で、別の楽器と言ってもいいくらい、ちょっと慣れが必要です。それもまた楽しみのうちかと。
長い付き合いになりそうな予感のするギターです。
<追記>ピックアップを付けました。ご参考まで。
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