Songbook
ジャズ・ ヴォーカリスト、noonさんのインストアライブを聴きにタワレコへ。この人、1年半ほど前に、Don't Let Me Be Lonely Tonightという曲のアレンジを考えてる時に、参考にいろんな人のカバーを聴きまくった中で見つけたんですが、気に入ってしまって過去のアルバムもほとんど入手して家でよくかけてます。
いわゆる典型的なジャズヴォーカルの「濃い」感じではなく、「癒し」「オーガニック」という言葉で形容される、ことさらジャズファンでない人にも親しみやすい音楽です。そう書くと安っぽい感じがしてしまいますが、そんなことはない。僕は1950年代以降のジャズを結構聴いてますが、この人のアルバムはサウンド含めて好きです。ジャズっぽさと親しみやすさのギリギリの線をうまく両立していて、この辺がプロデュースの妙なんでしょうねぇ。
僕は、 better than anything、my fairy tale、Smilin’ の3枚が特に好きです。
で、ライブです。少し早めに行ってみると、仮設の小さなステージにはマイクとDIが置いてあるだけ。多分伴奏はエレピかな?あともう一人ぐらい誰かはいるのか、、?と思ってたんですが、出てきたのは、畑ひろしさん、「なにわのチャーリー・クリスチャン」の異名をとるジャズギタリストです。これはラッキーです。畑さんのライブは何度か聴かせていただいてますが、ヴォーカルとのデュオは初めてです。
ライブはもちろん新譜であるポップスカヴァー集 "Songbook"からの選曲、Time After Time, Just The Way You Areなどのおなじみの曲、アルバムでは独自のリハモでアレンジしていますが、畑さんはそれをギター一本で表現していきます。コード、ベースライン、オブリガード、まさにジャズギターの神髄。noonさんは、CDでのイメージそのままの声、やわらかい歌い回し、そして抜群の安定感。5曲のミニライブでしたが大満足。こんな共演が聴けるとは思ってもいませんでした。
ジャズギター、ヴォーカル、もっと修行していい演奏がしたい。いい刺激をもらいました。
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