ファイブ・スポット・アフター・ダーク・トミー・イン・ニューヨーク
今年の夏まで約3年ジャズヴォーカルレッスンを受けてましたが、その師匠が山嶋真由美さん。
レッスンを始める前からお知り合いで、よくライブに行ってましたが、なかでも印象的だったのが、高槻JAZZ STREETでおなじみだった「YAMAJI-MAN!!(やまじまん)」。その名のとおり、山嶋師匠がリーダーを務めるユニットですが、メンバーがとても個性的で、いつもノリのいい楽しいJazzを聴かせてくれました。残念ながらYAMAJI-MAN!!としての活動は2005年の高槻を最後に休止になりましたが、メンバーの中でもひときわ強烈な存在感を放っていたのがトロンボーンのTommyさん。
前置きが長くなりなしたが、トロンボーンのTommyさんです!
この度、Five Spot After Dark~Tommy in New York~ というアルバムでめでたくメジャーデビューされました!それだけでも十分おめでたいのですが、更にこのアルバムがスイングジャーナル 選定ゴールドディスクに選ばれたそうです!
だから、という訳でもないのですが、昨日、Tommyさんの演奏を聴きに行って来ました。
ギターとのデュオ編成で、ギタリストとしては更に興味津々。アルバムではリズム隊やピアノと演奏している曲を、デュオで聴かせてくれました。
感想はといえば「いつものTommyさん」という感じ。トロンボーンという楽器は「マイルドな、やわらかい音の楽器」というイメージをもっていましたが、いい意味でそれをくつがえすような音です。骨太で豪快。今日は一番前の席で聴けた事もあって、迫力満点。とにかく説得力のある音でした。
個人的にはTommyさんのオリジナル「深海魚の夢」と、スタンダードのBody & Soulが特に良かったと思いました。PAを通さない生音、デュオという編成が相まって、トロンボーンのダイナミクスやニュアンスを堪能できました。
MCもとても面白く参考になりました。NYでのレコーディング裏話はもちろんですが、Tommyさん自身デュオ演奏がお好きで、ギターとの競演も多いそうで、曰く、「僕は伴奏をしてあげられないから、相手はソロを取っている間一人きりになる。だから、相手はそれに耐えられる人じゃないとできない。」
なるほど、、、、これ、いつもデュオをやっている僕にとって「耳の痛い話し」。
僕の場合リズム感が弱いので、いつも相方に依存しっぱなし。
確かにギターの箕作元総さんはコード、ウォーキングベース、単音ソロを織り交ぜ、時にトリッキーなリズムチェンジをしかけながらも終始安定したリズムをキープしています。
休憩中に箕作さんにお話を聞く事が出来ましたが、いつも小型メトロノームを持ち歩いておられるとの事。「メトロノームにあわせようとするのではなく、自分のリズムがちゃんといけてるか確認するため」だそうです。「基本が大事」いまさらながら、地道な努力に勝るものはないと思い知らされました。
Tommyさん、今回のアルバムを含めて計3枚のリリースが決まっているそうです。
今回のSJ誌ゴールドディスクというのがどれくらいスゴいことなのか、僕にはよくわかりませんが、いずれにしても、地元のライブでずっと見て来たミュージシャンの方が全国区で活躍されるということは、とてもうれしいことですね。
Tommyさん、ご活躍を!! CDじっくり聴かせていただきます。
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