以前のエントリーでご紹介した愛用のメトロノームKORG KDM-1のグレードアップ版KDM-2が良さそうだったので買ってみました。
写真青いのがKDM-1、黒いのがKDM-2です。
というわけで、誰に頼まれた訳でもありませんが、新旧比較といってみましょう。
(多分誰もやらないだろうから・笑)
まず、KDM-1のおさらいから。
・単色のクリック音がでる
・クリックと一緒に赤いLEDが光る
・チューニング用のA音が出る
という「これでいいのか?」というぐらい単機能のメトロノームです。
んじゃ、何がいいの?といわれると、
・音がでかい!←<ほとんどこれだけが取り柄>
・本当に物を叩いたような、自然なクリック音
・テンポ設定ダイアルの操作性がよい
僕はこれが気に入って愛用してるのですが、残念ながら数年前に生産中止。
想像ですが、もっと安い1000円〜2000円台の電子式メトロノームでもできるようなビートの選択などの付加機能が全くなく、その割に値段が高すぎたのだと思います。(確か実売で4,000円くらい。)どうせ高いならBOSSのDB-90みたいな、1万円くらいするけど何でも出来るとう高級機種があるし、中途半端だったのでしょう。
で、機能アップしたKDM-2です。僕はアマゾンのマーケットプレイスで3500円で買いました。(送料無料で出品されてたので。)
まず、肝心の音ですが、音量はKDM-1とほぼ同じ。
音質もそう変わりません。KDM-2のほうが少し音が太く丸くなった感じ。
外観でわかる通り、底面のスピーカーから出た音を円筒部で共鳴させる構造は全く同じで、従来品の良い所をちゃんと押さえてます。
その上で機能的にはかなり進化してます。
・ビートのバリエーション
BEATが0〜9まで選べるようになってます。
(基本のパルス音より高い音でアクセントが付けられる)
僕がこれを買ったのは The Double Bogey のレパートリーで数曲ある3拍子系アレンジの練習がしたかったためです。
他には、なんとラテンでおなじみのクラーベも4種類はいってます。
これは実用するかは別にして結構遊べそう。
・メトロノーム音のバリエーション
標準のパルス音以外にPCM音として3種類選べるようになっています。
僕はこれ使わないと思います。パルス音が気に入ってるので。
・チューニング音
クロマチックに全ての音が出せます。しかもキャリブレーションまでできます。
KDM-1はテンポダイヤルでA音を選択しなければならなかたので、戻すときにテンポを忘れてしまう事がありました。
KDM-2はチューニング音が専用ボタン(SOUND)になったので、すぐに元のテンポに戻れて◎です。
・タップ機能
上面中央にあるTAP INボタンでテンポをたたくと合わせてくれます。
これは使えます。音源からテンポをとるときに便利。
・スタート/ストップ
上面右側のティアドロップ型のボタンが、START/STOPとテンポLEDを兼ねています。
KDM-1は電源=START/STOPボタンだったので、止める時スライドスイッチを切らないといけなくて面倒でした。
ワンタッチでSTART/STOPできるようになったのは◎です。
心配なのは電源(前面右下のボタン)の切り忘れ。
電源を切らなくても音が止められるので、忘れる可能性大。
オートパワーオフがあればいいのですが、それはついてません。
・テンポLED
LEDは2色になりました。基本拍=緑、アクセント=赤です。
・テンポの設定
ダイアルでテンポを設定するのは同じですが、操作性はKDM-1の方がよかった。
ちょっと残念。
液晶がついたりボタンも増えたのでダイアルが小さいのは致し方ないところか。
まわし方にコツがあるようで、慣れたら問題ない気もしますが。
逆に大きめの液晶文字でテンポ数の確認は格段にしやすくなりました。
また、テンポの設定が1ステップ刻みでできるようになったのもいいと思います。
以上、こんな「小ネタ」でよくもこれだけ書いたもんだと自分で感心してますが(アホですな)、結論、KDM-2は「買い」だと思います。
じゃ、、、練習します。
いつも楽しく読ませてもらっています
メトロノームは僕も必要かなと思ってまして
いわゆるあのメトロノームといえばみたいな
三角のベタなやつを買おうと思ってたのですが
いろいろ選びますわ
23日頑張ってくださいね
投稿情報: 小川雅之BD/EC | 2007年9 月10日 (月) 14:46
小川さん、コメントありがとうございます。23日よかったら来てくださいね。
メトロノームはやっぱり持ってた方がいいですよ。
三角のベタなやつ=機械式?
僕の紹介したKDM-2は機械式のいいところ(自然なクリック音)と電子式のいいところ(コンパクト、置き場所の水平を気にしなくていい、等)を併せ持っていて、なおかつ価格がリーズナブルなので、個人的にはおすすめです。是非選定の対象に入れてみてください。(何故か楽器屋さんの店頭にあまり置いてないのが残念ですが)。Nu茶屋町のI楽器はメトロノームの展示が豊富でいろいろ試せますよ。
投稿情報: bogey#1 | 2007年9 月13日 (木) 00:32
始めまして。KDM-2の紹介はとても参考になりました。
ちなみにアクセント音の有り無し切り替えは有るのでしょうか?
(カン・コン・コン・コンと、コン・コン・コン・コン)
練習時に意外と重要なポイントだと思います。
投稿情報: 通りがかり | 2008年9 月29日 (月) 10:29
通りがかりさん、コメントありがとうございます。
アクセント音の切り替えはできますよ。
ビートのバリエーションで「0(ゼロ)」を選べばアクセント音なし。
「4」を選べば「カン・コン・コン・コン」です。
そんな具合に0〜9まで選べますから、いろいろできますよ。
では、また、ご不明点があればご遠慮なく。
投稿情報: bogey#1 | 2008年9 月29日 (月) 22:47
お返事有難うございます。KDM-2はアクセント切替有るんですね。
付点8分とか2・4打ちで練習時はアクセント無い方が良いので、ご質問いたしました。
どの位大音量か探した所、ユ-チュに有りました。
http://jp.youtube.com/watch?v=VnfiQWF25Zg
抜ける音だったので、即決めでしたよ。
メーカーにサンプル音が無いのが残念でしたが、
もうすぐ届くので楽しみです。
有難うございました。
投稿情報: 通りがかり | 2008年9 月30日 (火) 15:18
お役に立てたようで幸いです。
言われてみれば僕もほとんどアクセントなしで使ってますね。
おっしゃるとおり2・4打ちはアクセントなしのほうがいいですもんね。
YouTube、びっくりしました。なんと親切な!
僕は電子音が苦手なので、やっぱコレにしといて良かったと思いました。
投稿情報: bogey#1 | 2008年9 月30日 (火) 23:50