昨年からメインで使っているギター(フルアコ)をまたリペアに出してました。
1弦側の弦高が思っている高さまで下がらないっていう問題。これ、前回、購入した楽器店さんにリペアを依頼したときにも指摘していて、木製ブリッジを削ればいいことはわかってたんですが、「音に影響するから良くない。ネック調整だけでなんとかします。」とのことで、ブリッジは触らなかったんです。
しばらくその状態で弾いてたんですが、前回の通信レッスンで音源を聴いてもらった師匠から「弦高、高すぎる?」っていう指摘をもらって、改めて他のギターと比べるとやっぱり高い。今回は地元の Wade Instruments さんに持って行って相談したところ、「問題ないです、削りましょう」ということだったんで、お願いしました。
何で判断に違いが出るかと言うと、一般的な楽器店さんは「販売」が生業であって、リペアはアフターサービスとしてやっていますが、木のパーツを削る=失敗したら元に戻せないようなリスクのあるリペアには踏み込めないんでしょう。Wade Instruments さんの場合は、各種ギター、マンドリン等をいちから製作してらっしゃる「工房」なので、製作者の観点で判断できるわけです。
というわけで、仕上がってきたギター、とても弾きやすくなりましたし、音も影響なく、いい感じです。
弦楽器は新品で買った時の状態が必ずしもベストではないです。弦高等は弾き手に合せて調整した方がいいですし、ネックの状態は気候等の環境や張る弦によっても動きます。時々状態を見て必要なら調整する、そしてなによりたくさん弾いて音を出してやることで、「自分の楽器」に育っていくんだと思っています。
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