スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
読みかけて挫折した本をやっと読み終えました。もともと読むのが遅い上に、環境的にますます読めなくなって「積ん読」は悪化の一途ですが(汗)。
僕は人前でしゃべるのが極めて苦手です。そんな僕が人前でギター弾いて、歌まで歌ってるってのはとんでもない話で、子供の頃の自分が知ったらぶったまげるでしょう。ま、アガリ性は相変わらずだし、MCは更にお粗末だし、あんまり成長してないですが。
というわけで、仕事で当然プレゼンはするし、音楽面で役立つ気もするし、Appleファンとしての興味もあってこの本を手に取りました。
プレゼンの達人 Steve Jobs のノウハウを色々な側面から分析し、他の人の事例も引合いに出しながらひもといていくという感じの本です。アマゾンの書評もたくさん書かれてるので多くは書きませんが、とにかく楽しく読めました。
個々のノウハウは「やってみよう」と思うものもあれば、「自分の環境ではちょっと」というものもありますが、400ページに渡るボリューム、事例も満載なんで、多分どんな人が読んでも何がしかヒットする部分はあると思います。
でも、そういう技術面を踏まえた後、「あぁ、結局そこなんだ」と思い知らされるのは、「一日何時間もの練習を何日もする」「凝ったプレゼンが当たり前に見えてしまうのは、時間をかけて練習してるから」ということ。「1万時間の法則」という研究が引用されていて、スポーツ選手、作家、ミュージシャン、どんなことであれ「世界的達人」のレベルに達するには1万時間の練習が必要、だそうです。
そして、最後は「楽しむ」。
何かやっぱり音楽に通じるなぁ。ロクに練習してないヘッポコミュージシャンとしては耳が痛い話でもありますが。
紹介されているプレゼンの動画をはっておきます。この熱狂は極上の音楽ライブにも通じるものがありますよね。
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