ジャズとストリングスという組合わせが、どうも成金趣味(?)な感じがして好きではない僕としては「どうなんやろ」という感じで行ったんですが。
脊椎手術の後遺症だとかで、車椅子での登場が痛々しかったですが、「ドーモ、コンバンワ」としゃべり始めた声はいたって元気そう。
1曲目はソロで All The Things You Are。クラッシックとは縁遠い僕なんぞ、まず行く機会のないザ・シンフォニーホールの静まり返った空間にあの独特のギターの音色だけが、、、。やっぱ、ちゃんと音響設計されたホールはいいですね。これだけで来てよかったとおもいましたよ。そしてロンカーター登場、おなじみのデュオで1曲。ロンはこれだけで引っ込み、ドラム、ベース、ピアノ、サックスとのクインテットの演奏へ。途中1曲トリオもあり、休憩をはさみ、いよいよストリングス登場。
クインテット+ストリングスで1曲やった後、今度はクインテットのメンバーが引っ込み、ジムとストリングスだけで1曲。これが最高に良かった!鳥肌たちましたよ。ストリングスにバックアップしてもらうって発想じゃなく、むしろあまりかぶらない感じで、ストリングスのメンバーとアイコンタクトとりながらコール&レスポンスを楽しんでいるようでした。
そして最後はロンカーター再登場で、今回の目玉、新たにアレンジしたという「アランフェス協奏曲」、アンコールはおなじみのカリプソナンバー、St. Thomasでした。 ソロからストリングスまで、いろんな編成で飽きさせない、充実したライブでした、 79歳にしてなお新しい事にチャレンジする姿が偉大でありました。お元気で長生きしていただきたいと思います。
お誘いいただいたゾノくん、ありがとう!
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