ちょっとサボってしまいました。
大変遅くなってしまいましたが、The Double Bogey@高槻ジャズストリート、聴いていただいた皆様、本当にありがとうございました。
ゲストのお二人のおかげもあって、とても楽しくやらせていただきました。
一方で、終わってみて、考えさせられる事がとても多いライブでもありました。
以下、「独り言」を書き留めておきます。
考えた事はいろいろあるんですが、結論は、「初心に戻ろう」「もう一度、基礎をちゃんとやり直そう」ということ。
画像は、ジャズコンセプション スタディーガイド という、CD付きのジャズの教本で、エチュード集みたいなもの。スタンダードやブルースの進行の上で弾ける模範的なソロのエチュードが20曲ほど、譜面と伴奏付き模範演奏のセットで収録されています。ずいぶん前に買って、少しかじってお蔵入りになってたんですが、これを、簡単なものからきっちり弾く練習を地道にこなしていきたいと思います。
バンドとしてライブを想定すると、音楽性、選曲やアレンジで個性を出したい、何かを表現したい、あるいは足を止めて聴いてもらえるインパクトがほしい、そういう事にいろいろ頭を悩ます訳です。それはそれで悪い事ではないし、大事にしたいのですが、それを具現化して音として伝えるには、基礎的な演奏能力が不可欠。スポーツで言うところの「基礎体力」ですね。
僕の場合は多分にアイデア的な部分が先行して、演奏能力を後から追いつかせようと頑張る。結果としてライブでは120%背伸びした状態になりがち。本番では緊張もするし、環境も変わるので、ぎりぎりの状態で望むとちょっとした事でガラガラと崩れてしまうし、その余裕のなさが聴いてくれる人にも伝わってしまうんでしょう。
当日演奏を終え、打上げした後、JK BIRDに繰り出したんですが、そこでやっていた演奏がすばらしかった。ブラックテイストの女声ヴォーカルにドラム、ベース、キーボードというオーソドックスな編成で、スタンダード「チュニジアの夜」からポップなバラード、ホイットニーヒューストンのGreatest Love Of All といったバラエティに富んだ曲たちを全く違和感なく同居させていました。圧倒的にゆとりのある表現、技術的にどうのこうのというよりも、とにかく聴いていて気持ちいい。ここまでくるとジャンルがどうとか、そんな事はどうでもいい、そう思えるような演奏でした。
自分の未熟さを痛感しつつ、最高の音楽に浸った、「いい夜」でした。
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