長い間、たくさん音楽を聴いてます。気に入ったアーティストを掘り下げたり、その人が影響を受けた人、アルバムに参加している人、、、みたいななつながりや、本、雑誌を手がかりに広げていく、ということは当然いままでやってきて、それはそれでこれからも続けて行きたいのですが、どうしても「既定路線」というか、ある一定の枠を出ない選択になってしまいます。
今まで聴いて来たものと全く脈略のない突然変異的な出会いというのは結構難しいですが、去年そんなかんじで出会ったものをいくつか紹介してみたいと思います。
今日は、その(1)ということで、Benny Sings。
オランダのシンガーソングライターだそうです。
●出会いのきっかけ
このブログのアクセス解析を時々見てみると、検索エンジンからのアクセスが結構あります。リンク元のページ=GoogleやYahoo!の検索結果を見る事ができます。僕のエントリの中にあるキーワードで検索されてきてるので、必然的に音楽関係の事が多くなります。
で、その検索結果にヒットしている他のページをのぞいてみると、同じように音楽ネタを書いている人のブログに行き当たったりします。そんな、見知らぬ誰かさんのブログで出会ったのがコレです。
ジャケで何かひっかかって、試聴できるサイトへのリンクがはってあったので聴いてみて「買い!」となりました。
ブログをやってなかったら多分あり得なかった出会いですね。
●感想
ジャケのクマさんのような風貌を見事に裏切る繊細な声。僕は初期のTodd Rundgrenを連想してしまいました。生ピアノを軸にしたサウンドや、ポップなのにヒネリがきいてるところもトッドっぽい(影響を受けた、とか言う記述は見当たりませんが。)。それはさておいて、アルバムタイトルが 'Benny At Home' というのもあってか、何か家でボソボソ歌ってるようような、ゆる〜い感じがいいですね。少しジャジーなギターを中心にアレンジされた Over My Head なんかホンマにゆる〜くてええ感じです。あとはAORっぽいLet Me In, ポップなBlackberry Street がいいですね。
●こんな人にお勧め、、、かな?
'70年代のAORが好きな人、Todd Rundgren のポップ&メロウな部分が好きな人。
とりあえず、試聴だけでもしてみる価値あると思います。
突然変異といいながら、かなり既定路線にハマってしまいましたが(笑)
<追記1>
マツダMPVのCM「妻の寝顔篇」の歌もBenny Singsが歌ってるそうです。解説がありました。これは日本で企画されたもののようで、作曲も日本の方のです。Bennyのアルバムとは打って変わってさわやかで開放的な感じ。そういう雰囲気を狙ったんでしょうね。確かにギルバートオサリバン風。
<追記2>
YouTubeに"Blackberry Street"のスタジオライブ(テレビ番組?)映像がありました。
アコギ、Key(ローズ風)にツインヴォーカル。最高です!
こんばんは!コメントありがとうございました。
このような形で誰かのハッピーに繋がるとはとってもうれしいです。Benny Singsの歌声が見知らぬ者同士を繋いでくれましたネ。私は自分の感想を書くだけで、上手な解説など出来ないのでこんな風に解説書いて下さると知識が増えてまた楽しめます、こちらこそありがとうございました!
p.s. ある日Bennyがスキンヘッドになっていた写真を見た時はとても驚きました。笑
投稿情報: チアリー | 2008年3 月 1日 (土) 01:17
チアリーさん、ありがとうございます!
「ハッピーに繋がる」いいコトバですねぇ。本当にそのとおりです。
僕の文章はどうも理屈っぽくなってしまってなんなんですが、読んでいただいてありがとうございます。
スキンヘッドのBennyはかなりコワいですね(笑)
投稿情報: bogey#1 | 2008年3 月 1日 (土) 13:41